◆ミッチャクロンがどれだけ凄いかを調査したサイトがあり、確認してみたところリアルに凄いことが分かりましたので、皆さんに紹介いたします。
『ミッチャクロンは使うべし!』以下、サイト引用
ミッチャクロンを塗れば塗装は剥がれないのか?塗った場合・塗らない場合を、色んな素材で比較検証。
ミッチャクロンは、塗装の密着性を向上させて、足付け作業なしでも、塗膜を剥がれにくくするものですが、塗ると、塗らないとでは、どの程度の差があるのか気になりませんか?。
自分の場合、必ずミッチャクロンを使ってしまうので、気にもしませんでしたが、実験の結果、
やっぱり、必ずミッチャクロンは塗ろう!
そう再認識させられるほど、歴然の結果となりました。
今回の記事は、ミッチャクロンの効果検証なので使い方は、こちらの記事をどうぞ。
では、ミッチャクロンの効果検証をスタートします。
今回は、こんな感じのモノに塗装をして実験してみました。
左から、ポリプロピレン(PP)・鉄角パイプ・アルミ押し出し材
ポリプロピレンは、接着剤さえも付きにくい材質ですし、アルミは、もともと塗料の付きが良くない材質なうえに、悪条件のアルマイト処理をしたものです。
そして、塗装に使用した材料は、こちら。
左から、ミッチャクロン・シリコンオフ・ソフト99ボデーペン
主役のミッチャクロンは、スプレータイプのミッチャクロンマルチを使用。
それに、油分除去のためにシリコンオフ。上塗り塗料は、その辺に余っていた特注色のソフト99ボデーペン(ホワイト)となります。
では、塗装をしていきます。
まずは、全ての材料をシリコンオフで油分および、汚れを除去します。
キレイに油分が取れたら、ポリプロピレンのシート以外は、マスキングテープで中央で区切り、片側にはミッチャクロンが塗布されないように、さらにマスキングします。
ポリプロピレンは、2枚あるので、そのうちの1枚に。鉄パイプとアルミは、マスキングされていない部分に、ミッチャクロンを塗布します。
ポリプロピレン
アルミ型材
鉄角パイプ
ミッチャクロンを塗布したら、15分ほど待って、ミッチャクロンを塗布しない側のマスキングテープを剥がして、再度、脱脂します。
この状態で、ソフト99ボデーペンを上塗りしていきます。
左から、ポリプロピレン、アルミ型材、鉄角パイプ
上塗りは、10分ほどの間隔をあけて、2度塗りで仕上げました。
これで、ミッチャクロンを塗布した上に塗装したものと、素地の上に塗装したものの、塗り分けサンプルができました。この時点の見た目は、ミッチャクロンを塗布した部分、未塗布の部分、両方ともキレイです。触らずに、丸1日乾燥させます。
塗装翌日。いよいよ検証開始です。
材質ごとに状態を確認していきます。
検証【鉄角パイプにミッチャクロン】
鉄素材+ミッチャクロン+上塗り塗装
1年ほど室内に放置してあった、鉄角パイプへの塗装密着実証です。
セロハンテープ試験
セロハンテープを塗面に貼り付けて、勢い良く剥がします。剥がしはじめの部分は、塗面の一番弱くなる端とします。
素地の上に塗装
鉄素地の上に塗装した方は、ここまでかってくらい、ベロッと剥がれました。これリアルです。
もしかしたら、放置してあった鉄角パイプなので、酸化被膜ができてしまっていたかもしれません。でも、ミッチャクロンを塗布した方も同条件ですが、全く剥がれる気配はありません。
爪でカリカリ試験
次は、爪でカリカリと引っ掻いてみます。
素地の上に塗装鉄素地の上に塗装した方は、カリカリと爪に引っ掛かって、ドンドンと剥がれていきます。
対して、ミッチャクロンを塗布した方は、薄っすらと爪の痕が残るくらいで、剥がれる感じはしません。
10円玉でゴリゴリ試験
剥がれ試験の最終段階、10円玉でゴリゴリと削ってみます。
素地の上に塗装ミッチャクロン塗布後塗装
鉄素地の上に塗装した方は、爪でさえ剥がれていたので、10円玉だとスクラッチカー
ドみたいに簡単に剥がれます。
ミッチャクロンを塗布した方も、さすがに表面は、剥がれてしまいましたが、完全に剥離する感じはありませんでした。
【検証総括】
これで全ての実験の結果がでました。どうでしょうか?
正直、自分もここまで差が出るなんて思ってもいませんでした。
確かに、自分はミッチャクロンが好きで使ってますが、実験に関して、ひいきしてミッチャクロンを塗布した方を弱く擦ったとか、そういう事は、断じてしていません。
少し、んっ?と思ったのは、「鉄角パイプには、素地でも、もう少し塗装が定着するはずでは?」という事くらいです。
ただ、今回の実験の条件下では、書いた事がリアルな結果な事は間違いありません。
少なくとも、ミッチャクロンの効果を実証できたわけです。
チマタには、「ミッチャクロンは効果がない」とか「スグに剥がれた」とかいう声も聞きますが、おそらく下地の処理不足、主に油分が残ってしまっている事が要因ではないかと思います。
自分で使っている限り、不具合もなく、密着性も良好です。
で、まとめなのですが『ミッチャクロンは、使って間違いなし!』という結論となります。
👉 如何でしたか、塗装前に重要なことは、
①下地処理(油分を完全に除去)
≫ ディグリーザーとシリコンオフを使うとパーフェクト!
②ミッチャクロン塗布
≫ 株式会社染めQテクノロジィの商品名が『ミッチャクロン』ですが、ミッチャクロンは高価なので、
同等品(効果は一緒)の『ミッチャク1番』がおススメです。
ミッチャクロン 1L 3,200円程度